【知っておきたい】日本人のがん死亡原因ランキング
〜身近なリスクだからこそ、早めのチェックを〜
「がん」と聞くと、どこか遠い存在に感じる方も多いかもしれません。
でも実は、日本では2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代と言われています。
では、私たち日本人が最も亡くなっている“がんの部位”はどこか、ご存じでしょうか?

■ 日本人のがん死亡原因(最新データより)
厚生労働省の統計(令和4年)によると、がんによる死亡原因の部位別ランキングは以下の通りです:
男性(1位〜5位)
1位 肺がん
2位 大腸がん(結腸+直腸)
3位 胃がん
4位 膵臓がん
5位 肝臓がん
女性(1位〜5位)
1位 大腸がん(結腸+直腸)
2位 肺がん
3位 膵臓がん
4位 胃がん
5位 乳がん
■ 特に注目すべきは「大腸がん」と「胃がん」
男女ともに上位にランクインしているのが、大腸がんと胃がんです。
この2つのがんには共通点があります。それは…
内視鏡検査で早期発見・早期治療が可能だということです。
特に大腸がんは、がんになる前の「ポリープ」の段階で発見し、切除することができるため、定期的な内視鏡検査が命を守るカギになります。
■ がん=すぐに怖い病気、ではありません
「がん」と聞くと怖い印象がありますが、早期に見つければほとんどが治療可能です。
逆に、症状が出てからでは手遅れになることも多いのががんの特徴です。
ですから、定期的な検診や内視鏡検査によって、“何もない”ことを確認することが、将来の安心につながります。
■ 当院でもできるがん対策
胃カメラ(胃がん・ピロリ菌チェック) 大腸カメラ(ポリープ切除・大腸がん予防) 腫瘍マーカー検査 超音波・採血による肝臓・膵臓チェック など
症状がない今こそ、ご自身の体と向き合ってみてください。
「病気を治すこと」だけでなく、「病気にならないようにすること」も、私たち医療の大切な役割です。
これからも、地域の皆さんの健康を守るために、やさしく丁寧にサポートしてまいります。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。