外郎(ういろう)
突然ですが、私は外郎(ういろう)が大好きです。とくにプレーンの白い外郎がお気に入りです。もっちもっちの外郎を歯にくっつけながら一度に軽く一本頂いてしまうほどです。
ある日何の話からか『俺、外郎好きなんだよね』と職員に言うと、山口県出身のその職員は『外郎と言えば山口よ、先生』『美味しいよ!今度買ってきてあげる』とのこと。
外郎=名古屋と思っていたのですが、山口も有名なのか、、、『外郎』となると俄然興味が湧き、図々しくも特にプレーンの白いやつが好みである事を伝え買ってきてくれるのを楽しみに待っていました
とうとうその山口の外郎を食べる日が来ました。まず外見の観察をするとメーカーにもよるのかもしれませんが、まず名古屋のそれよりボデイが薄く、ビニールを開けるとプレーンの白外郎にもかかわらず薄い小豆色で表面には艶がありプルンっ!としなります。
早速食すと、、、名古屋のそれとは食感が異なります。歯応えにややプルンと心地よい弾力があり噛む程に上品な甘みが口の中に広がります。歯応えは異なっても味は愛する外郎で、とても美味しくペロリと一本頂きました。
名古屋ういろうと山口ういろうの違いを早速ググったところ、それぞれ原料が違い名古屋はうるち米から作った米粉に対し、山口のそれは わらび粉を用いていました。
なるほど先の食感の違いは原料の違いを知ると納得出来ます。どちらが美味しいか?といえば、、、どちらも美味しく甲乙つけ難いものでした。
私の好物のレパートリーは増えこれからその職員が山口に帰省した時に、山口の外郎をお土産に買ってきてくれるのを楽しみにしてしまいそうです。もちろん味はプレーンの白でなければなりません。
さらに、名古屋の外郎にもありますが山口にも『生ういろう』なる日持ちしないスペシャル外郎があるようです。名古屋と山口のこのスペシャル生ういろうを両手に一つづつ持ち、交互に食べ比べてみるのが今年の希望の一つです。