趣味について

コロナウイルスの感染拡大はますます深刻化しています。相変わらず毎日毎日テレビのニュースはコロナウイルスのことばかりで、インターネットニュースはもちろん、YouTubeに至るまでコロナウイルスの話題がいっぱいです。

2月も終わりに近づき、もうじき3月。日中は暖かかく感じる日もあります。これから卒業式、入学•入社式、5月の連休、オリンピックと様々なイベントが迫っていますから早くこのコロナウイルス騒ぎが終息し平穏な日々が訪れるとよいと思います。

3月と言えば『桃の節句』ですね。

こちらは私の患者様から頂いた雛人形の絵ですが、とても優しいタッチでかわいい絵をお描きになる方で、季節季節に合わせて今まで沢山の絵葉書を頂いてきました。

この患者様、お歳は90代ですが多くの生徒様に囲まれ、レッスンに個展にと精力的に取り組んで忙しそうですが、なにより生き生きと楽しそうにされています。

医師という仕事をして約25年、多くの患者様と出会いましたが お幾つになられてもこの患者様のように特技、趣味のある方は非常に生き生きとされている方が多いです。

私の患者様だけでも日本舞踊、歌、パッチワーク、マジック、洋裁、習字、革細工、料理、蝶の標本作り、スポーツではゴルフや社交ダンス、卓球、テニスなど分野は多岐にわたります。

現役で仕事をしている時も仕事だけでは息がつまりますし、どんなに仕事が楽しくてもリタイヤを迎える時は来ます。また仕事である以上は生産性を考えなくてはなりませんので ノンビリとマイペースにやることは出来ません。

自分が楽しいと思える特技や趣味を持っていれば、仕事引退後も楽しみながら打ち込むことが出来ますし、それを通じて同じ趣味を持つ多くの方との関わりを持つことが出来ます。

『身体の健康』の維持はなにより一番で定期的な検査や、高血圧•糖尿病•高脂血症といった持病をしっかり管理して頂くことはもちろんですが、これと同時に『心の健康』も保って幾つになっても生き生きと日々を過ごすことが出来る様に趣味を持つことはとても大事であることを患者様に教えて頂きました。

私も何かそろそろ今後一生続けられる趣味を持ちたいと思っています。開業するまではテニスを週に1-2回はやっていましたが、今はなかなかやれる時間もとれません。自宅や職場でもちょっと余った時間に出来る趣味を探している今日この頃です。自分はものを作ったり絵を描いたりするのが好きなのでもう少し落ち着いたら水彩画か工作か何かを始めたいと考えています。