乳がんとは

女性イメージ写真

日本人女性が最も罹患する率が高いとされているがんが乳がんです。
30~50代といった比較的若い年代の方に好発しやすいのも特徴です。

一口に乳がんと言っても乳管や小葉上皮にできる悪性腫瘍の総称なので、その種類として乳管がんや小葉がんがありますが、乳がんの大部分の患者様が乳管がんです。
乳管がんは、乳汁をつくる組織(小葉)の付近にある乳汁の通り道である乳管の壁の細胞が異常増殖することで発生するがんです。
また小葉がんは、小葉から発生するがんです。
こちらの患者様の割合は乳がん全体の5~10%程度と言われています。
なお乳がんは、発症が確認されたとしても早期発見、早期治療を行うことができれば、予後は良好な経過をたどることが多いとされています。

なお乳がんはしこりが現れることから、自分で見つけることができるがんでもあります。
しこりがない状態の初期の時点では困難ですが、腫瘤が5mm~1cmほどの大きさになれば自らが触って探し出すことも可能です。
そのため早期に発見するには、このような気づきも大切です。
ただ、乳がんで発生するしこりは硬いものばかりではありませんし、良性の疾患(乳腺症)であることもあります。
さらに痛みが出る場合もあれば、出ないこともあるなど人によって様々です。
しこりが気になるなどの症状があれば、あまり自己検診を過信するだけでなく、乳がん検診を一度受けられることをお勧めします。

代表的な症状

  • 乳房にしこりを触れる
  • 腋の下にしこりを触れる
  • 乳房が赤く腫れている
  • 乳房が熱をもっている
  • 乳房に痛みがある
  • 乳房が張った感じがする
  • 乳房の皮膚にへこみやひきつれがある
  • 腕を上げると乳房にひきつれ感が生じる
  • 乳首から分泌液(赤・褐色)が出る
  • 乳首にただれが見られる
  • 乳がん検診を受けたい
  • 健(検)診などで要再検査と言われた
  • 乳がん手術等の治療を受けたので経過観察をしてほしい など

乳腺エコー(乳腺超音波検査)

超音波診断装置

乳腺エコーは乳腺の密度が高いとされる30代以下の女性に有用とされる検査方法で、腫瘤の形状、境界エコー、内部エコー、後方エコー、外側エコー等で得られた画像から腫瘤の良性、悪性を判断します。
そのため、手では触れることができない小さなしこりや、しこりの内部の状況も確認できます。

また腫瘤がみられる小さながんの場合は、線維腺腫(良性)との区別がつきにくいこともあります。
この場合は、超音波ガイド下での生検を行うことがあります。
これは超音波で腫瘍の位置を確認するもので、腫瘍内部の組織を一部採取します。
その後、採取した組織や細胞を染色し、顕微鏡で観察するという検査になります。

検査から検査後の流れ

乳がん検診を申し込む
乳がん検診を希望される方は、まず診療時間内に当クリニックへご連絡のうえ、日時をご予約ください。
乳がん検診の開始
検診当日(初診日)に触診、超音波検査を行います。
その際に当クリニックの提携先でもある画像依頼施設(日暮里)へMRIの依頼もし、受診日が決まったら同施設でご受診ください。
受診結果を説明
初診日の検診とMRIによる検査を終え、それぞれの結果が判明したら再びご来院いただきます。
初診日からの間隔はMRIの予約状況にもよりますが、大体3~7日後になります。
その場でそれぞれの検査結果を説明いたします。
必要な場合はさらに詳細な検査も
上記の検査だけでは正確な診断がつけられないと医師が判断すれば、結果説明で来院された同日に吸引細胞診や針生検を同日行います。
手術が必要な場合は高度医療機関を紹介
詳細な検査を行った場合、初診日から10~14日後に結果が出ます。
その際はご来院いただき、医師から診断結果を説明します。
もし乳がんとの診断を受け、手術加療が必要となれば、癌研有明病院、慶應義塾大学病院、日本医科大学病院などをご紹介します。
また、患者様が希望される病院につきましても紹介は可能です。